炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

お遍路 16

    この日は七時に出発をするため、早めの朝食をいただきました。昨夜は『半沢直樹』の最終回があったのですが、楽しみにしていて見ることができたのを思い出しました。こちらの宿のトイレの網戸に真っ白で黒の点のある虫を見て、見たことがなかったので驚いたのですが、オオボシスズガだったのかもしれません。

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 食事の場所は畳です。窓からの朝の景色です。昨日のお遍路さんもいらっしゃって、出発の際に無事お参りできるようにと励ましていただきました。

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 場所を移動すると朝日が見えました。右の方に丸いオーブのようなものが写っています。今年の5月に山の上で見たオーブと似ている気がするのでいい写真が撮れたのなら良いのですが、うれしかったです。

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 出発です。良い天気です。トンネルが見えてきました。

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 山沿いの道を歩いていきます。休憩所がありましたが、お休みのようでした。野葡萄が色づいていました。

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 車道沿いに歩いていきます。何台かトラックの止められそうな場所に休憩場所があり一休みします。ときどき休憩場所があります。ありがたいです。お遍路さんノートが置かれている場所もあり、牛乳を飲みながらそれに記入したりしました。トイレは道のそばに線路が通っているので、駅のトイレを使わせてもらいました。海陽町に着きます。

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 線路が見えます。

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 海の方角です。川で腰まで水に浸かって魚釣りをしている人達が見えました。再び山道に入ります。漁火の森と名前があり、昔話の中に迷い込んだような気がしました。

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 視界が開けて川が見えてきました。

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 那佐湾です。海が見えます。

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カーブを曲がって海岸沿いを歩いていきます。

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 小さい島が見えてきて、なんだか楽しい景色です。まぶしい海と空、緩い坂道を歩いて行っていると、「秋空に 何もなければ 歩くかな 同行二人 なのだと思う」と、しみじみしたのでした。

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 冷たいジュースを飲みながら、一休みさせていただきました。

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 わき道に、旧土佐街道の案内がありました。なんだかロマンを感じます。お遍路さんには会いませんでしたが、マラソンをされている方とすれ違いました。

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 海がまた見えてきました。この辺りは、波乗りをする人たちが多いようで、南国の雰囲気です。

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 宍喰に到着します。道の駅の前の海です。

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 道の駅でお昼にしました。風が強くなってきたようで、台風が来ている?というようなことを話している人がいたような気がしました。

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 お店の方に古目大師の場所を教えていただきます。地元産の食材を少し買いました。

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 橋を渡って、道を右に折れ、こちらかと思われた場所にお参りしました。来る途中にも、津波の際の高台の案内場所を何か所か見てきたのですが、この場所のすぐ近くにも津波避難所の掲示がありました。

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 南海大地震津波最高潮位と位置が示された石柱がありました。こちらの方角だろうと歩いていき元の道に戻ります。

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 水床トンネルにつきました。こちらを抜けると高知県です。

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 高知県に到着です。こちらのトンネルも10分くらい歩きましたが、安全に通れました。

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 甲浦港です。昼下がりの長閑な景色です。

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 港沿いに民家のある道を通っていきます。こちらで、方向が分からなくなり、甲浦駅まで地元の方に案内していただきました。ほかの方に頼んで車で駅まで送ってくださると言われたのですが、歩きで行きたかったので遠慮させていただき、それでも迷っていたら、先ほどの方に駅まで連れて行っていただきました。途中に、階段で登っていく展望台のような場所があり、津波の際の避難場所として設置されたようでした。津波について伺ったら、戦後間もなく大地震があって、その時はまだ小さい女の子でお姉さんと一緒に夢中で逃げたそうです。その時のことはよく覚えていらっしゃるようで、今では想像もつかないですが、穏やかな景色が広がっていました。お孫さんがいて、その話もうかがったためか、懐かしい田舎に遊びに行ったような気持ちがしました。 

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 涼しい道を選んで案内して下さり、見送っていただきました。暑い中、大変だったと思いますがありがとうございました。

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 駅に登っていきます。

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 甲浦駅です。

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 線路終端部の車止め。なんとこの駅は「2012年時点では、この路線で唯一高知県内に属する駅となっている。また、高知県内に属する鉄道駅では最も東に位置するほか、他の高知県内の駅と隣接していない飛地状態の駅となっている。(ウィキペディア)」です。

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 カメラで、熱心に写真を撮られている方がいました。駅ではお遍路さんをお見かけし、女性の方も二人いらっしゃいました。こちらで一区切りされる人も多いのかもしれません。風鈴列車です。私は特に鉄道ファンというわけではないのですが、もしかしたらマニアの人たちにとって聖地のひとつなのかもしれないと、写真を撮ります。

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 乗り換えをします。

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 途中倉庫のような箇所でも、撮影をしてる人を見かけたので何か特別な場所があったのかもしれません。

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 牟岐と表示されています。途中で表示が変わりました。普段乗り慣れていない乗り物に乗るのは、間違えていないか、時間が大丈夫かドキドキします。

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 徳島駅に到着です。お遍路さんが途中で乗ってくると、お参りされたのはあのお寺だろうかと思い出します。

 無事にお参りできました。とても海がきれいでした。