お遍路 20
窓の外です。この日も晴れていてよかったです。
出発します。
朝日が昇ってきました。
住吉神社がありました。
町並みの解説がある通りを歩いていきます。『江戸時代の旅籠屋』西尾家住宅です。この近くでお接待で缶コーヒーを頂きました。お遍路をしているのを見かけたので、追いかけてきてくれたのかもしれません。ありがとうございます。
「高札場」野根山街道はここを起点として養老2年(718年)にはすでに利用されていた自然遊歩道だそうです。
お地蔵様に挨拶をして通ります。
「土佐日記 那波の泊の碑」と書かれています。安芸警察署のある場所です。
奈半利橋です。
川を渡ります。
向うに二十三士の墓があります。
遠くから、変わった形の鳥が止まっていると思ったら。
近づくと寒いので、膨らめるだけ膨らんだ鳩でした。
海沿いの道を歩いていきます。
静かな海の景色です。
今日は薄曇りの空模様です。
この日は二十七番 神峯寺へお参りします。
この辺りで、犬の散歩中の男の方とお会いしました。私にも身に覚えのある、証明の難しい奇妙な出来事や、困難があり、いろいろ考えを聞かせていただきました。
再び歩き出します。今日の予定は余裕があるので、のんびりしています。
見えているあちらですよと、出会った人に教えてもらいながら進みます。
「真っ縦」と呼ばれる急な坂道を登ることになるのですが、途中お会いした地元の方に親切にして頂き、普段利用されている建物に荷物をおいていったらいいよと預かって頂きました。ありがとうございました。
山道に入る手前で、よさこい秘話の掲示板がありました。
鳥居が見えてきました。緩やかな舗装された道を登って行きます。
川沿いの道を登って行きます。
シオギク?時々道沿いに見かけます。
まだこの辺りも、思ったほどたいへんではありません。ときどき振り返ってみますが、見晴らしの良い歩きやすい道です。
神峯徒歩道の表示があります。そちらへ進みます。
舗装された道のわきに、昔ながらの険しい遍路道が時々ある感じでした。そちらを通って行きました。
休憩所があります。
春だと、桜の花がきれいな山道かもしれません。
海の方角を眺めます。駐車場の近くのお店で、お昼にします。今まで食べた事のない洋風の野菜たっぷりのうどんを食べさせてもらいました。メニューにある料理なのかよくわかりませんが、おいしかったです。
到着します。本堂です。
本堂前からの景色です。
一休みしながら、ベンチに座ります。おみくじなどもお参りするたび引いています。
少し登って大師堂です。
お迎え大師の像がありました。まだ新しそうです。こちらにお参りに来たら、ぜひ行ってみようと思っていた、神峯神社に登ります。さらに登って行ったところにあります。
『燈明岩 社殿の右の小道を上ったところに燈明岩と呼ぶ巨岩がある。太古から夜半になるとこの岩が青白く白く輝き光を放っていたのでこの名が起こったといわれる。また散々の困難や異変が起こる前兆にこの燈明巌が光るとも語り伝えられており、近瀬では、日清、日露戦争、関東大震災、日支事変、太平洋戦争、南海大震災等にみられた』とありました。
探してみます。どれか良くわからなかったので、近くにあった大きい石を写真に撮りました。
でも、もう少し左にある、植物の茂った奥にある、50センチくらいの穴がいくつか開いた岩の断面がそうだったようです。この石も延長にある石ではあります。
こちらは、神武天皇が神籬(ひもろぎ)を建て祀ったことが起源で、主祭神 大山祇命、神功皇后とも関わりがあり、天照大神などが祀られています。
お参りします。
左側も散策に行ってみます。
こちらにも大きな石があります。
岩屋神社があります。
大きな木が生えています。
横から見たところです。
細い山道がありそこを通っています。大樟?
こちらまでお遍路さんはあまり登ってこないのか、階段が苔むした感じでした。
こちらの階段を上った所が神社です。燈明巌は右側の奥の方です。
大樟の表示があります。推定樹齢900年。古来より巨樹・巨巌等には自然崇拝に基づく民間信仰や興味ある伝承が残されていると書かれています。
大杉の案内です。樹齢 推定300年です。ヤナセスギ系統の天然木で、珍しいようです。
こちらの階段を上って行きます。
比較するものがないので写真ではわかりにくいですが、とても大きな木です。
お寺の側の道を少し上ると石の階段が見えてきます。
雲が出てきて寒そうな感じになってきました。
そろそろ引き返します。
本堂の方角です。下まで降りていくと、これからのシーズンに備えてタクシードライバーの方たちが大勢お参りに来られていました。親切にしていただきました。
納経所で、お接待をいただきます。ありがとうございました。境内には湧水もあります。
山門です。
木とたたく音がします。コゲラでしょうか。
海が見えますが、空と見分けのつかない色です。
ジョウビタキのオスがいました。
もう少し近くで撮れるといいのですが。
駅が見えてきました。
唐浜駅のキャラクターは、とうのはま へんろ君です。
これから高知駅へ向かいます。海の方角です。
阪神タイガースを応援す列車でした。
物珍しく、車内を眺めます。
日が暮れてきました。荷物を降ろし、アナウンスに耳を澄ませます。
受験シーズンのためか、参考書を読む姿がちらほら見えます。海が見えました。色の違うところがあります。
高知駅到着です。
月が昇っていました。これからバスで帰ります。
今までのお遍路では、体の芯の方に封印されたり抑圧されていた悔しい気持ちや、我慢や、怒りや、八つ当たりが、歩いているうちにどこまでも涌いてきて、それを踏み潰しながら歩いていたようなかんじだったのですが、高知に入った頃から、それらの体に溜まっていた毒素みたいなものが、運動や汗やお参りしたご利益なのか、だんだんそれらがなくなってきました。