炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

お遍路 214/7/20

 

 翌日は、青龍寺まで車で送っていただきます。 

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 途中、昔の遍路道があった場所で使われなくなってなくなった道を教えてもらいます。

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 宇佐大橋のたもとで、ここから歩きますかと聞いていただいたのですが、なぜかその時はお寺まで乗せてもらいました。

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  でも着いてしばらく進んでから、思い直し、昨日の地点まで引き返すことにしました。

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  階段を降りていきます。朝日が清々しいです。

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  時刻は七時頃です。 

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 途中で宇佐大橋の方向へ向かう軽トラのおじさんにお願いして再び橋の付近までのせていただきました。ありがとうございました。

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 再び歩き出し、橋から景色を眺めます。よい天気です。

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 山道にそれて、旧遍路道を進みます。

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  山のなかは木陰で助かります。 

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 案内があります。

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 道路沿いのルートもあります。

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 竜の一本松跡です。「土地の人々は  ー 竜の一本松は桧か杉か ー  言い続けてきました。この松は、松の木としてはとてつもない巨木で実話として中学生が両手をつないで図るとなんと六人分もあったそうです。台風でおれた枝そのものも巨木だったそうです。」

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 視界が開けて海が見えました。

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  今日は良い天気です。

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到着です。階段を上っていきます。大師堂です。

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 お参りをします。

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 お参りのひとが途切れるのを待って写真を撮ります。

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 隣に白山神社があります。

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 本堂です。青龍寺は、弘法大師長安青龍寺で恵果和尚に真言密教の奥義を授けられ、師恩報謝のため日本に一寺建立を誓い、唐から独鈷杵を投げます。

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 帰国後、四国巡錫し、当地の松の枝にその独鈷杵が引っ掛かっているのを見つけ、この地に自刻の波切不動明王を安置し寺を建立したそうです。 (NPO法人四国おへんろ倶楽部の冊子を参考にしました。 お接待で無料で配布されています。)

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 お参りを終えて引き返します。仁王門から本堂まで170段の石段です。

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 朱塗りの三重塔です。

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 仁王門です。

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 納経所の近くから階段を振り返ります。朝の空気からだいぶ気温が上がってきました。

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 蟹ヶ池です。

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 「当地は「ベッコウトンボ及びその生息地」の?で昭和五十七年五月二十八日、土佐市天然記念物に指定したが、その後の生息状況では、次第に減少を続け、保護に取り組んだにもかかわらず数年後には生息が確認できなくなり、当該指定は適当ではない状況となった。

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 しかし、湿地が減少し、その希少性が高まりつつある状況下で、蟹ヶ池は県下でも最大級の面積を持ち、サクラダテ等、稀少価値を有する湿地植物や生息するトンボの種類も多いので、湿地そのものを指定し、保護することとした。」

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  穏やかな海です。龍の浜海水浴場があります。 

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 カラスの羽が落ちています。影が濃くなってきました。

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  宇佐湾の方向の海です。行きとは違う道路沿いの遍路道を歩きます。右側は山です。

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 宇佐大橋を渡ります。海がきれいです。遊びに来ている人達が見えます。

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 渡り終えて、浦ノ内湾沿いに歩いていきます。地図を見て面白い地形だと思います。細長いキザキザのU字形の湾です。

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 歩いているうちに虫が首の付け根に飛んできて狙ったようにとまりました。びっくりして思わず首に巻いていたタオルストールを投げ捨てます。

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 黒い虫でした。オサムシ?この種類の虫は飛べないそうなので、違うかもしれません。

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 途中で預かってもらっていたリュックを取りに宿戻り、飲み物をいただきます。ありがとうございました。

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 筏の釣り場が浮かんでいます。休憩場所がありお昼にします。のんびりした感じです。

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 鳴瀧八幡宮があります。

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 山道を進み、岩不動へ向かいます。

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途中、水門の側で休憩しました。

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 お遍路さん休憩所が見えてきました。歩くスピードはゆっくりです。ささやかな荷物の重さの違いが大変になります。

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 舗装された道から、仏坂遍路道を登って行きます。

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 岩不動の看板が見えました。こちらに降りていきます。

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 お参りをします。弘法大師不動明王を刻んだ岩が祀られているそうです。

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 光明峯寺があり、集まりがあったのか話し声が聞こえていました。川沿いに坂を下って行きます。春は桜などきれいな道のようです。

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 橋の側に奉寄進と書かれた大きな石灯籠がありました。この場所だけ見ると、時代劇の舞台か江戸時代ぐらいにタイムスリップしたように感じました。元治2?年と刻まれているように読めます。元治1864-1865 慶応時代の前、ほぼ江戸時代の終わる頃のようです。

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 西日が川面にまぶしいです。

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 最近開発されつつある場所なのか、大型スーパーの上空を変わらずトンビが旋回しているのが切ない気分になります。

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 三度栗という年に三回栗がなる木がある観音寺へ行きます。五時ぐらいです。ここまで来る前に、お遍路さんかと思われた向かい側から歩いてこられた方に道を尋ねると、なんとお寺の方でした。遍路道から逸れてしまっていたようで高知自動車道の須崎道路を歩いて渡ったようです。途中で階段を降りて下の道に戻りました。f:id:oborodukiyo22:20140720172641j:plain

 お参りをします。 

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 この日はとても長かったようで、ここから宿までがとても長く感じました。途中、道路沿いで歩けなくなり、長々と休憩し、たどり着きました。

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  着いてみると、宿までの距離はあと少しの位置でした。  

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 この日の夜も、怪しい夜で目がさえていっこうに寝付けません。宿について、部屋で涼み飲み物を飲みます。二間続きの趣のある昔ながらの日本家屋です。洗面所やトイレなどは昭和を思い出します。お風呂は部屋より新しい時代です。食事も豪華で美味しかったです。部屋には生花が活けられ生き生きと咲いています。洗濯も済ませ、すっきりして、さあ寝ようとしたらだめです。

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 食事をしたテレビがある部屋のふすまを隔てた隣の部屋が寝る部屋だったのですが、怖くてこわくて、とても無理で、食事をした部屋に布団を移動しなんとか寝ようとします。でも寝られず、あちこちにもののけが潜んでいるようで怖いのでテレビをつけると音楽番組でくるりを放送していました。それでも寝られずまんじりともせず布団のなかで過ごします。 

 昼間、首筋に止まった虫のことなどあり、相変わらずなにか変なのが憑いていたのか強力な呪詛みたいなものがかけられていたのかもしれません。

 

花はきれいに咲いていたし、宿とは関係ないことの影響だと思います。