炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

2017/9/30 高野山

 しばらくて高野山で秋の結縁灌頂がある事を知り、突然行ってみたくなり行くことにしました。

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 はじめは2日滞在の予定でしたか、3日になりました。

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  歩きお遍路は、ストップしたままですが、先に高野山へお参りします。

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 大阪からの乗り継ぎは、意図せずスムーズに乗れたので幸先良いと思いました。

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 南海電鉄 高野線極楽駅まで行きます。途中、隣の席の方に高野山情報を教えていただきます。行けなかった場所もいつか行ってみたいです。

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 をとこえし極楽橋からいろは坂歩いて順に奥ノ院御廟     

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 風鈴の駅から、赤い極楽橋を渡り歩いていきます。

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 しばらく前に、テレビ番組のブラタモリ高野山の回があり、その時にクマ出没注意!のシーンがあり、もし出会ったらどうすればいいんだろうと思って、でも登って行きます。

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   ルートがいろいろありますが、いろは坂を通り女人堂までの道です。

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 登り始めてすぐぐらいに降りて来られた方とすれ違いましたが熊にはあわなかったそうです。

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 南無大師遍照金剛と書かれています。

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  途中、小粒のいが栗が落ちていました。

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 岩不動と稚児滝の案内があります。

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 昔の刑場だった場所を通ります。簀巻きにして落とされたそうす。下を見ます。高い場所です。

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  川が見えます。清不動堂です。 

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  不動坂を登ります。

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 熊は、このような道は好きではないという声が聞こえたような気がして、出没はしませんでした。

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  天狗のいそうな大きな杉の木です。

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 これは地元に戻ってから知って、後から思ったことですが、そりゃーショーウインドー越しの商品を自分のものだと思う感覚はないし、とても心惹かれるものがあったとしても、かかわりがあると思うことはないけれど、それでもあまりにもあんまりじゃあなかろうかと思う出来事に遭遇していたかもしれず、一日伸びて過ごすことができて良かったと思いました。

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 そのことによって、きっと音楽の女神様というのはこの世で一人ではないだろうし、ほかにも沢山いるのだろうけど、いくらなんでもそれはあんまりひどいから、もしかしたら私の持っているのかも知れないモッキンバードは飛び立つし、幸運の女神だって後ろ頭の禿げを拡大させながら全力で駆け出すだろうと考えたりしていました。

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 不動坂(京大阪道)は平安時代から存在しているそうです。

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 花折坂です。『紀伊名所図会』に「参詣の諸客、此処にて花を折りて、大師に捧ぐ」とあり、巨大な花瓶2基も描かれていると案内がありました。

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  今回、持っていこうと思った本は池井戸 潤の『株価暴落』ですが、探して見つからなかったので持っていきませんでした。レビューを読んでいたら、容疑者に疑われる登場人物に感情移入しにくいという感想も目にしたけれど、私はなんか自分と似ている所があるなと思ったのか、誰かにとってのわかりにくいは、誰かにとってわかりやすいだったのかなって。

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 趣味で、時々ホロスコープを眺めます。音楽の才能に恵まれているわけでもない自分と隕石がぶつかるような確率の音楽との関わりがある星や配置があるとしたら、3室双子座の金星がサビアンシンボル 春の最初のモッキンバードの位置にあるのと、天王星の調和座相の影響だろうかと考えます。

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 その金星をキャラクター化してイメージしてみたときに思い浮かんだのは、『オズへつづく道』に出てくる虹の娘のポリクロームでした。フワフワと少しもじっとしてなくていつもクルクルとまわりながら踊っている感じの娘です。

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 この曲からこれは還元できないなと思っても、彼女の姿なら想像できて、そういうことを考えていた時、奇しくも2018年天王星が牡牛座に移動する直前の、牡羊座の天球の音楽の位置にありました.。2018年5月1日です。

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  もしも私についている音楽の女神様というような存在がいればポリクロームのような女の子で、最近聞いていた音楽でも出てくるのはそういう存在で、見えない世界というか、生まれてくる前の世界みたいなのと、まだどこかへその緒みたいなのが繋がったままなんじゃなかろうかと思うような感覚を持っているように感じられる曲の数々を聴いていて、同じようなイメージをとらえたのだとしたら、そう間違ってもいないような気がします。 

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 不動坂口女人堂に到着です。

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  お参りをして、どのような運勢が御神籤を引きます。 

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  すごくいい御沸籤を引いたようです。

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 「七宝の色の輝く大幸運の訪れが目の前に迫っているのですが 報恩の心がないために常に幸運を逃しています 御先祖に報謝の心で暮らせば無上の幸せを得ます」とありました。

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 高野山と書かれた大きな灯籠のある通りを進みます。途中で脇道にそれて檀上伽藍の方向へ歩いていきます。

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 見えてきました。伽藍とは『サンスクリット語で「サンガ・アーラーマ―」僧侶が集い修行をする清浄な場所』という意味だそうです。(るるぶ 高野山より)

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 大勢の参拝者がいます。

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 東塔です。

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 根本大塔です。「胎蔵界」と「金剛界」の立体曼荼羅の仏像が安置されています。以前、髪の色が青い仏像を見て意外な感じがしましたが、こちらの仏像も金色で青色の髪の色でした。お釈迦様の特徴です。中はゆっくり参拝できました。

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 大塔の鐘です。 一日に5回 時を知らせるそうです。

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 金堂です。ここで結縁灌頂が開壇されます。

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 受付は明日の朝8:00からです。昼食はどのお店もいっぱいで、少し遅い時間に、蕎麦は売切れでうどんと柿の葉寿司をいただきました。

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 六角経蔵です。把手を押して回ります。

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 開創1200年記念に2015年に再建 披露されたされた中門です。

四天王像の一角 増長天像です。胸に蝉がいます。

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 広目天像です。こちらはトンボがとまっていました。

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 中門から金堂の方向です。御本尊は薬師如来像です。この日は中には入れません。

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  良い天気です。ブラタモリで知った御影堂の防火用の水の壁のできる設備ドレンチャーを見ます。

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 お寺の中に神社があります。山王院です。

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 三鈷の松です。三本葉の松葉を探してみます。

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 参道沿いのお店にいたときに、地元の方だろう女性の、「夜にお墓なんかに行くもんじゃない」という声が聞こえてきて、夜に奥ノ院参道を弘法大師御廟まで歩くツアーがあるようで、子供の頃から言い聞かされてきたことに反することで心よく思っていないのかと思われました。

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 根本大塔です。大勢の人がいます。

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 御影堂です。弘法大師の住まわれた持仏堂で高野山で最も尊い場所の一つでもあり、奥ノ院の御廟に向かう前に先にこちらにお参りするとよいでしょうと翌日の結縁灌頂の前に教えていただきました。

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 智泉廟です。何となく通り過ぎそうになったのですが、事前に高野山についてのブログで、空海と弟子の智泉についてかかれたものを読んでいて、この場所の事だったのかと感慨深いです。

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 地図を片手に一の橋へ。

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 一の橋です。合掌 一礼して渡ります。ここから奥の院まで進みます。

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 弘法大師の腰掛石です。

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 参道に灯篭が並んでいます。側面の月の形が変化しています。

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 杉と約二十万墓を超す供養塔が並んでいます。歴史上の人物の供養塔の前で、とても上手なツアーのガイドさんの声が聞こえてきて、思わずつられますが、日が暮れる前にと進みます。案内をしてもらいながら、この参道を歩くことができると歴史や古の人物が浮かび上がり賑やかで楽しそうです。

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 中の橋です。渡ると汗かき地蔵と姿見の井戸があります。そっと縁の方だけ中を覗いてみました。

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 水向地蔵の場所へ。周りの人達に倣って順番に水を手向けていきます。御廟橋を渡ります。聖域になります。弥勒石は、重いと言いながら持ち上げようとしていたのを見ていたので、どうかなと思ったのですが、やっぱり重たかったです。

 奥ノ院です。燈籠堂中では儀式がされていました。お堂を回って、弘法大師御廟の前で、お遍路をするときに携帯しているお経を唱えました。大勢の人です。ぐるっと回って、別のお堂があり、こちらはその時は人気がなかったので、上がって座らせてもらいお経を唱えます。燈籠堂の地下に降りる階段があり、燈籠と小さい弘法大師の像「身代わり大師」が並んでいます。こちらの奥で、お大師さまに一番近づけると後から知ったのですが、こちらにもお参りできていて良かったです。

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 行きとは違う道を通って引き返します。

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 別の場所でも、線香をあげながら進みます。途中からいつの間にか方向が逸れていたようで、道路沿いの道に出てそちらから帰りました。

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 西日がまぶしいです。お寺のきれいな庭が見えます。

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 熊谷寺です。こちらの宿坊に泊ります。

 先祖供養の案内があり、それまで、そのようなことは思ってなかったのですが、女人堂で引いたおみくじの事があり、お願いします。

 精進料理を頂きます。食事をする部屋は、他の宿泊の方たちと一緒の部屋で、高野山についてや、明日の様子などいろいろ話を伺うことができました。食事はとてもおいしかったです。

 消灯後、真っ暗になった時、何か怖いものが現れたら、眠れなかったらどうしようと思ったのですが、明かりが消えても外は街灯なのか月明かりなのか、明るく、そのような心配はなく眠れました。