お遍路 17
今回は、神峯寺までお参りします。
徳島市内6:30頃です。冬支度のお遍路です。
甲浦へ向かいます。朝日が昇り始めました。7:20頃です。
通ってきた場所が時々見えます。
オリオンと書かれています。
海部で乗り換えます。
以前は風鈴の飾られた車内でしたが、今回は電飾されています。
トンネルを通るたびに銀河のようになりました。
甲浦に到着して、前回の続きから歩いていきます。デイセンター海援隊とグループホーム慎太郎の案内看板がありました。高知に来たと思います。
海と空と太陽です。海が見えるとうれしくなります。
日が昇り、海光っています。
白浜海岸で「さぎっちょ(左義長)さん」の準備がされていました。小正月の行事のようです。
『1月15日 左義長(さぎちょう) 【甲浦】 左義長は、古くからの行事で一種のどんと焼きです。約15~20mの竹の先に色とりどりの短冊を飾り付けた「山」が築かれ、しめ縄などの正月飾りを入れて早朝から焼かれます。 』
穏やかな浜辺です。
海沿いの道をどんどん歩いていきます。
坂を登って行きます。
東洋大師に向かいます。お遍路さんの案内がありました。
良い天気です。生見海岸?日本有数のサーフスポットだそうです。
道路に、道案内のように誰かが貝殻を置いていました。
神社がありました。太陽が真上に近くなっています。
お参りをします。神社の前に木の並んだ気持ちの良い通りがあります。歴史のありそうな厳かな感じのする神社です。
しばらく進むと明徳寺 東洋大師です。無人でしたが、犬が留守番をしていました。
弘法の滝です。
本堂です。境内に椅子が並べてられており、休憩とお昼にさせていただきました。犬はおとなしくしています。さわらせてもらいます。御朱印が置かれており、納経料は賽銭箱に入れるようになっていました。
観音堂です。通夜堂もあり泊まれるようでした。
階段を登ったところが東洋大師です。出発します。
野根川が見えてきました。
野根大橋です。
いい天気です。
川沿いに桜が植えられていました。
春はどんな景色になるのでしょうか。
海が見えてきました。
水辺に白い鳥がいます。
反対には黒い鳥です。
鷺と
鳶でしょうか。
良く見かけます。
伏越ノ鼻です。
万葉集の歌碑「伏越(ふしこえ)ゆ 行かましものを 守(まも)らひに うち濡(ぬ)らさえぬ 波数(よ)まずして 」がありました。
海沿いのルート55をひたすら歩いていきます。
もう少しするとごろごろ休憩所があります。
今は整備された道がずっと続いていますが、昔はどんな道だったんでしょうか。
遠くの方の連なった地形が見えます。
前方に歩きお遍路さんの姿が見えした。
頭上を鳥が飛んでいきます。
伏越ノ鼻は、這って超えるような険しい場所で、ゴロゴロは
『その昔、四国遍路の難所として、ピンポン玉から漬物石くらいの大きさの丸い石がゴロゴロとしている所、という事から「ゴロゴロ石」と呼ばれるようになり現在の「ゴロゴロ」に至ったものと思われます。
この辺りは、黒潮が岸辺までせまってくるので波も荒く、今でも波の荒い季節にはゴロゴロ―ゴロゴロ―と石のころがる音が聞こえてきます。』と由来書きがありました。
太平洋です。
視界がとこまでもひろがります。
休憩所が見えてきました。お遍路さんと、自転車で旅をしている若い男性が休憩されていました。
お接待にみかんをお遍路さんからいただきました。日本一周中の自転車の写真を撮らせてもらいます。お遍路さんは学校を卒業した後、長年真面目に勤め人として働いてこられた人らしく、青年がそのように過ごしていることに対して質問や話をされていましたが、青年も今までそのような事は沢山聞かれてきたのか、飄々とした感じでした。
しばらくしてそれぞれ出発です。青年がスマホを使っているようすを見て、一人旅やお遍路をしていても、今は携帯や乗り物があり、なかなかそう孤独にはならないものだとおもいました。
マイペースで歩いていきます。遠くの方に見えなくなってしまいました。
車の通りがなくなり静かになると、植物に遮られて見えませんが、下の方の海岸からゴロゴロという音が聞こえてきました。
多きな石があります。
通り過ぎて振り返ります。半分埋もれたモアイ像に見えます。
オーブに興味があり、2013年5月号のanemoneという雑誌を読んでみたら、聖なる巨石の秘密 古代の巨石の特集もされていて、お遍路をしていると途中そういう不思議な巨石もあり、興味深く感じました。
法海上人堂に到着します。
もっと怖い感じのする場所かと思っていたのですが、お祀りしている人達に大事にされて、きれいに清掃されお正月の清浄な空気と相まって気持ちの良い場所でした。
川で手を洗います。
手前の休憩所で一休みします。
海岸沿いを再び歩いていきます。
淀ヶ磯休憩所です。
山の方で音がします。サルがいるとの話を聞いたので、近くにいたのかもしれません。
冬なので、花はあまり見かけません。
室戸市と書かれた石碑があり、右側の道を進んで佛海庵に向かいます。
芒の穂の光る田んぼの中の道を進んでいきます。
近くに住む方が、日向ぼっこしながら石の椅子に座って談笑されていました。その少し向こうに佛海庵がありました。
宝篋印塔の下で佛海上人が土中入定されました。 お参りします。
しばらく前に建物が新しくなったようです。中でもお参りします。
少し進んで薬師堂があり、石段が続いていました。
日が傾いてきました。
面白い形の木です。少し寒くなってきました。
月が浮かんでいます。
時計を見つつ進みます。
佐喜浜八幡宮です。
玉屋時次郎 誕生屋敷跡? 明治 大正 昭和の初期頃まであったのでしょうか。 忘れられたような日の残る庭がありました。
民家の並ぶ通りから、再び海が見えてきました。
陣内槍掛けの松 昔の戦の跡 一息入れた松の木があったそうです。
再び民家の路地を通って宿に向かいます。力尽きてきて休み休み進みます。猫に癒されます。
低い位置に雲が連なっています。
明日も良い天気だといいです。
海岸沿いを犬の散歩をしている方に出会い、宿の位置を訪ねます。
あと少しと励ましていただきます。それからが、遠かったです。
ようやく宿へたどり着きました。荷物を降ろし、部屋に炬燵があり足を温めます。置かれていたマンガは『リアル』を読んでいました。
宿でお遍路さんと出会いました。食事の後で、手作り海苔のあぶったのを食べさせてもらいました。地元のお祭りのビデオ鑑賞会をされていて、サーフィンの雑誌なども見せていただきました。