炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

気配

 外に出たら、飼っている犬が壁の向こうをしっぽを下げてずっと見つめていたので、呼びかけたらしばらくして振り向いてしっぽを振ってきたけれど、壁の向こうの道路に男子五、六人がかたまっていて、「みんなに嫌われとんよ。」といっているのが聞こえてきたので、犬が心配してみてたのかなと思うとなんだかせつない。