炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

お遍路 10

  翌朝撮影した、宿泊所のフロントにいたタヌキです。

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 出発します。荷物は平地で日数も短いので手軽なリュックです。来た道を引き返します。遍路道を進み途中まで進んで、お杖の水のある場所を通り過ぎたことに気が付き、引き返します。

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 田んぼの中の道沿いにあるのかと進み、違っていたようで作業をされていた人に教えていただき、たどり着くことができました。

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  大師が杖を立てて水源を探し当てたそうです。

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 昔のお遍路さんの休憩所のあったところのようです。

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燕がたくさん止まっていました。

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山のほうに進んでいきます。

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  千羽ヶ獄のお豊とお君の墓があります。

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   義経ロードの道しるべがしばらく行くとあったので、義経に関係のある人なのかと思ったのですが、どういう人のお墓なのかはわかりませんでした。

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  雨が降り出したので、雨具を着ます。でもすぐ止んだようでした。

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 山門です。旧遍路道の通りに建っていたようで、通ってきた道からは外れたところにありました。

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 恩山寺へ登っていきます。蝶の写真を撮ろうとしたのですが、動きがすばやくてよい写真が撮れませんでした。ここまで来るとあと少しです。

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本堂です。

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鐘つき堂です。

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階段の下から本堂の方向です。

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大師堂です。

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 摺袈裟というものがあり、恩山寺でのみ授与されているそうです。銀杏の木があり、建物の細い格子から中を見ます。

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 釈迦十大弟子の姿がありました。

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お地蔵様と、千体仏のようです。

 今回のお参りでは、お世話になった方が思いもよらず亡くなられて、そのこともお祈りしてきました。その方について何か語れるほどではないのですが、なんだかまっすぐなところがあり、それはこの世的に要領よくやっていける能力とはまた違うのかもしれないけれど、それは私にとっては少し呼吸の楽になるような感じの事でした。

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 干支が彫られているようです。

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 青空がひろがってきました。

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  ベンチで休憩します。

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大師像です。

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 お地蔵様と、大きな木槿の木があり花が咲いていました。山道を下りていき、19番 立江寺に向かいます。

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  一旦下って、山道に入る前に牛舎がありました。病気対策で触らないでというようなことが書かれていて、少し離れて写真を撮りました。

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山道に入っていきます。

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 オハグロトンボがいました。あまり見たことがなかったのですが、山道に入ってすぐのところに細い川があり近くをしばらく飛んでいました。

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 弦巻坂です。義経軍が、かつて戦の準備をした場所のようです。

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 蝶がいました。ヒメジャノメ?

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 ヤマキマダラヒカゲ?

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ヤブミョウガ  

 蝶を追いかけていたら、この場所の手前の分かれ道を間違えたようで、釈迦庵に行きそびれていました。四国最古の仏足石があるそうです。

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 トカゲがいました。こちらをうかがっているようです。きれいなトカゲですね。

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 山道を下りていきます。つゆ草が咲いていました。大きな黒い蝶が飛んでいました。

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 モンキアゲハ? どこかに止まらないかと思っていたら、山陰の水たまりにやってきました。

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 山道の終点です。それにしても、私の旅には、敗軍の将というか、歴史上の悲劇の人物となんだか縁があるように思います。崇徳院とか、義経とか。別に嫌じゃないです。牛車代わりに仁和寺まで運んだり(?)、義経のお参りしたお寺になんだか温かみを感じたり、なんだかお前は気の毒だねえと、私に「動かずに待つ」のメッセージを伝えて来ている見えない世界の集団があったなら、その中にいらっしゃるんじゃないかと思ってみたりします。

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 こちらに進みます。犬がこちらを見ながら手前を横切っていきました。

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 シオカラトンボ  なんだかうれしそうな顔をしていますね。

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  前方のガードパイプにシロサギが止まっていました。

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 どの辺まで来たのだろうと振り返ってバス停の名前を読みます。暑い為か、なかなかつかないなと思っていましたが、実際はそれほど遠くないようです。

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 お京塚です。悪行を働いて次の立江寺天罰を受け、情夫と改心したそうです。f:id:oborodukiyo22:20130728120514j:plain

 不動明王がお祀りされていて、ここまで来るとあと少しでした。

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 川を渡ります。

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 白鷺橋の由来を読みました。「聖武天皇の勅命を受けて光明皇后のご安産の御念持仏として御本尊延命地蔵尊を作り伽藍を建立することとなり、適地をうらなったところ、何処からともなく一羽の白鷺が舞いおりて立江川に架けられた橋の上に止まった。白鷺が舞いおりた橋を白鷺橋とも九ツ橋ともいう。九ツ橋という名の起こりは、九界の地位を表わす橋であって積悪邪見のものはこの橋の上に立つと自然に目がくらみ足はすくんで一歩もわたることが出来ず、その時には必ず白鷺が一羽舞いおりて橋の上に立っていたという。橋の上に白鷺の姿を見ることなく橋を渡ったものは、善男善女であるとされる。 小松島史より」

 むむ。読む前に何も知らずわたってしまえてよかったです。怖くて渡れなかったかもしれません。先ほど白鷺が止まっているのを見たばかりですし。近づく前に飛んで行ってしまいましたが。

 到着します。かつての阿波の関所寺だったそうです。

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 多宝塔です。

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 大師堂です。人込みが途絶えたときに、お店の方が記念写真を撮ってくださいました。

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 本堂です。本堂の鐘の緒の一つは太くて白黒でなんだかこわいかんじがしました。先ほどのお京塚のお京の髪の毛が逆立ち巻きつき、罪を懺悔すると頭皮ごと抜け落ちて助かったのだそうです。ガイド本で読んでいたはずなのですが、すっかり忘れていてなんだか異様な感じがしました。バスのお遍路さんが集団でお参りに来られて賑やかでした。

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鐘つき堂です。

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   仁王門です。お参りをおえてから「立江餅」を買いました。

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 JR立江駅まで向かおうとして、場所がわからず、車道まで出たときに自動車の方に車から降りて駅までの行き方を教えていただきました。ありがとうございました。随分行き過ぎていたようで、引き返す途中にカラスの羽を見つけました。

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 駅に到着です。

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 なんだか風情がありますね。

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  徳島駅到着です。数年前からくり時計を作っている人にお会いしたことがあり、その中に阿波踊りカラクリ時計があったように記憶していたので見てみたかったのでやってきました。時刻表を見ると二時間ごとで次は4時でした。昨日チェックしたお風呂屋さんが近くなのでそれまでに入りに行きます。この銭湯に入るとお遍路さんが無事に結願できるとのジンクスがあるそうです。

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4時に間に合いました。鑑賞します。

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 駅まで引き返す時に、橋の下に「満ち潮水族館」という文字が見えたので行ってみます。丸い窓があいていて、満ち潮になると海の生物が見えるようになっているようでした。引き潮だったので、窓のところまで水は来ていませんでしたが、おもしろいと思います。

 

 バスの到着まで時間があったので、インド料理店のおすすめメニューを食べました。カレーや少し甘めのナンでおいしかったです。