炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

お遍路 5

 前回、乗って帰ったバス停に到着です。

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 カラスが「来たぞー」という感じで鳴いていました。(私が出迎えてくれたみたいで少しうれしかっただけです。何を言っているのかはわかりません。)少し向こうの電柱にも、もう一羽止まっていて順番に鳴きます。

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 暑いです。荷物が多くなると思い、日傘は置いてきて、帽子に日除けのサンバイザーです。前より丈の伸びた田園や、夏草、ぶどうが売られていたり、花も咲いていました。途中、忘れてきた日焼け止めと、首に巻くガーゼタオルをスーパーで買いました。

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ひたすら、前回引き返した地点の続きに向かいます。この方向に9番 法輪寺があるのではないかと思います。

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 九頭宇谷川だったでしょうか。鶯の鳴き声が時々聞こえていました。川の上は少し涼しいです。日向と日陰の温度差が大きいです。木立の日陰で、水分補給しつつ歩きます。

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 歩き遍路道の続きに到着です。遍路小屋で一休みしつつ昼ご飯を食べました。荷物をおろし、上着を脱ぐとシュワ―という感じです。方位磁石を取り出して見ます。風が吹き抜けて青田波です。

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 二階に上って、休憩させてもらいました。まだ新しく、見晴らしもよいです。11番 藤井寺に向かいます。途中、暑い中人間が歩いていくなーと、牛舎の中の牛に見送られます。

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階段を上って、吉野川です。

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モンシロチョウが舞っていました。トンボもいます。

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視界が開け、水がないなと思いながら歩いていくと。

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流れていました。しばし眺めます。ここから先は、中州です。日本最大級の川中島だそうです。

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 スローモーションで振り返ったようなひまわりですが、道行く人を見送ってくれているように見えます。昔は人も住んでいたそうです。ところどころ、タヌキやウサギがお参りするのだろうかと思われるような小さな鳥居があり、善入寺と書かれていて、いったいなんだろうと思っていたのですが、この島の名前だったようです。

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シオカラトンボでしょうか。 島は、一面農地になっていおり、コスモスが植えられいる場所がありきれいに咲いていました。

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時折、ひび割れの入った畑を見つけ、夏だなと思います。照りつける日差しの中、たまに車やバイクの人とすれ違います。

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曲がり角に来て、川に出ます。川底まで見えてきれいです。泳げたら気持ちいいだろうと思いつつ進みます。

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橋に笹?竹?が引っかかっていました。七夕に使われたものかと思いつつ、後で宿の人に尋ねるとそうとのことで、飾った後に川に流すのだそうです。今はしていないところもあるそうでした。川は、遊泳場所が決まっていて、この場所では泳いでいる人は見られませんでした。しばらく前から(今回のお遍路に来る前から)、左足首を軽くひねったようになっていて、それが歩いているうちに治ってきたようで、親指の付け根くらいでポキってなったら治りそうだなと言う状態になりつつあったのですが、階段を上るときに激痛が。明日、焼山寺へいく予定なのにのぼれるかと思われたのですが、しばらくしたら大丈夫になったようでした。

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線路をこえます。途中、おじさんに声をかけられます。一人でお遍路をしているのですかと聞かれて、そうですと答えますが、意外そうに思っていたような感じでした。翌日の宿泊場所から、人数の確認の電話があり、ここでもちょっと疑問に思ったのでした。途中、水分補給しつつ、近そうで案外距離があるように感じます。

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民家の庭で、ピクリともせず横たわったままの犬を眺めつつ、進んでいきます。次から荷物はできるだけ軽くしようと思いました。カラスの羽が落ちています。熱中症についてのニュースがよく流れている頃でしたが、私も油断していたかもしれません。到着です。

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ここはお気に入りの場所なのと、蝶が止まっています。ウラギンシジミでしょうか。幼虫は、マメ科の花を食べるのだそうです。藤井寺は、春には藤の花が見ごろで、大師が5色の藤を植えられたことが寺号の由来だそうです。

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 しばらく休憩します。 

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白龍弁財天と書かれてありました。なんだか縁を感じてお参りします。

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乾いた地面にまだ小さいカエルが跳んできていました。

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大師堂です。

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本堂です。今回も水の汚染が解決することや不可解な被害から解放されることもお願いしてきました。ここで引いたおみくじはいいことが書かれていてうれしかったのですが、どこかにいってしまいました。

 何か変わったものやオーブとか写真に写らなかったかと見ていたのですが、本堂を写した上のほうに赤い小さな光が写っているような気がします。赤い光なので熱中症気味で体調に対する警告だったのでしょうか。宿についてからは、部屋で大量の水分補給と、首の後ろを冷やして、ころころしていました。頭がのぼせていたのでしょうか。道中ずっと昔の事を思い出して、昔というかもしもとればの現在についていろんな感情がこんがらがって、出てきていました。それは嫌なことについてではなくて、センチメンタルになっていたのでしょうかね。

 お遍路の宿は、たいていそうでしたが、食事がおいしいです。今回はそれぞれ別ですが、都会から来た若い人でお遍路をされている人達と出会いました。