お遍路 4
熊谷寺から、法輪寺へ向かう途中です。植田が広がる道を進んで行きます。
ため池にいた鴨です。カルガモでしょうか。
鳥居が見えてきます。烏や鳥がいて電線に止まり何か言っていました。
水田の中を覗くと、オタマジャクシがいました。
案内があちこちを指し、道を間違えたかと思いつつ、木の多い建物に向かって進みます。
到着です。
本堂です。この頃になると陽が照ってきました。よく見るとお堂に丸い白いものが見える気もしますが、カメラに何かついていたのかもしれないし、でも何か良い存在であるならうれしいです。
大師堂です。旧式のトイレがあり、後で納経所の新しいトイレに気が付きました。
山門です。地図の近くに表示されていた食事のマークのお店は、今日は営業していないようでした。切幡寺へ向かいます。
円光寺です。近くの方にビワをいただきました。
初め石像が見えてきます。休憩できるようになっています。
小豆洗大師を探していたら、反対側に井戸がありました。
たばこの花です。
昔からの道しるべでしょうか。9番と10番が手の絵で表示されています。
田の中の道から向こうに大通りが見えます。お腹が空いてきたので、あちらの通りに進もうかと思うのですが、遍路道を進みます。秋月城跡です。青空が広がってきました。
遍路道で涼んでいたらしい猫ちゃんです。え、ここ通るのという顔をして林の中に移動し、私が通り過ぎるのを見ていました。
お寺のそばに行けば食事する場所が何かあるだろうという予想は甘く、遍路用品のお店で尋ねると、11番札所に向かう途中にあるとのこと。なかなかの距離で音がするので空を見上げると自衛隊の輸送ヘリコプターでしょうか、飛んでいました。チヌーク?
虫が写っているのではなく、うまく捉え損なった遠ざかっていく二機の姿です。前にも一度、なぜこんな所を飛行しているのだろうという場所で見たことがあります。
途中、お遍路さんの休憩用のイスを出してくれていた民家があり、一休みしてビワをいただきました。さらに下るとほどなくして新しそうなお遍路さん休憩所が見えてきて、看板で見かけたお店でお昼にうどんをいただきます。宿で一緒になった方に偶然お会いし、コーヒー羊羹をいただきました。明日は焼山寺の予定とのことなので準備していた飴をお渡しします。引き返す途中に見た切幡寺です。
坂道を登って行き、山門のそばの案内を読みます。階段の数の書かれているのを読みながらたどり着き、境内で休憩します。別の場所でも一緒になったかもしれないお遍路さんらしき人を見かけます。本堂では入ってきた大きな蜂も唸りながら、一緒にお経を唱えます。今回はここまでなので、おみくじがあったので引きました。ここの籤は御仏籤と書かれており、50円だったので珍しいと思いました。中吉です。「逆縁も もらさで救う 願なれば じゅんていどうは 頼もしきかな」深見山醍醐寺准胝堂の御詠歌のようです。じゅんていとはなんだろうと調べたら「六観音」の中では唯一の女尊だそうです。お寺の由来と縁あるように思いました。なんだか、今までの私の人生を見てきたかのような、救われる内容でした。精進努力はなくてはなりませんが。
大師堂で、トカゲが出てきました。
お経を唱えようと、顔を向けると
バッタが止まっているのかと思ったら…
蝶でした。キタテハでしょうか。お経を唱えている間も逃げずに、たまに羽を広げます。
はたおり観音像です。 なんという名前でしょうか。よくわかりません。そばの石灯籠に止まっていました。蜂の巣もあり、ぶんぶん言っていました。この辺の虫は人に慣れてないのかあまり逃げなかったように思います。
急な石段です。女やくよけ坂、男やくよけ坂もありました。山陰の道から明るい境内にたどり着きます。
本堂です。
大師堂です。降りていくとき、ニワトリの鳴き声もしたような気がしました。
山門を後にして、今回はここまでのお参りです。駅まで引き返します。
道中の秋月城跡とゆかりのある場所のようです。「夏草や 兵どもが 夢の跡」松尾芭蕉の句が思い浮かびます。下校中の中学生とすれ違います。
西日を浴びながら、白くまアイスをかじり、バスを待ちました。夏に向かいつつある空です。