お遍路 2014/7/21
明かりをつけたまま過ごし、ようやく朝になりました。
大きなサボテンがあったのですが、今は枯れつつあるそうです。
早めに出発します。大善寺です。4時50分ごろです。
私の歩くスピードでは、予定通りにたどりつかないと昨日のうちに悟り、途中の土佐久礼からJRで、次の札所まで行きます。
歩けなかった場所は次の機会に歩くことにしました。
だんだん明るくなってきました。
川を渡ります。
角谷トンネルが見えてきました。
坂を登り、海が見えます。
土佐湾です。
朝日が昇ってきました。
5時37分です。
山道に進みます。
遍路道 焼坂峠へ進みます。
途中で今までで一番大きな蚯蚓を見ました。細い道なので、移動するまで待って、登っていきました。
悪天候が続き道が心配でしたが、歩きやすい道です。
土砂崩れで、道が崩れています。
土砂が道の下まで流れていっています。
この辺りで、低い音が響いてきて、ウシガエルがいるのかとのんきに歩いていました。
しばらくしてまた聞こえてきて、低いうなり声だと気づき、体が固まります。
手負いの野犬だったらどうしよう、餌になりそうなものを取り出すには、どうやってかわそうとあれこれ考えるのですが、血が凍るとはほんとにあるんだと思いました。
そのうち動けるようになり、カバンにぶら下げていた鈴を鳴らしながら歩いていきます。
追いかけてはこなかったようです。
もう一か所土砂崩れの跡がありました。
キノコが生えています。
再び気を取り直して歩いていきます。
大雨の後の水がまだ流れていました。
お遍路さん何人かとすれ違います。野犬について尋ねたところ遭った人はいなかったようでした。
それにしても健脚のお遍路さんが多くて、すぐに姿が見えなくなっていきました。
舗装された道路にでます。
烏の羽です。
ヘンロ小屋があります。
久礼川の側に腰かけたような木がありました。
久礼駅に向かいます。
タクシーの運転手さんに、歩きのお参りですと答え、でも親切に色々教えていただきます。
では、ここから乗り物で進みます。
窪川駅に到着です。ここからはすぐに37番 岩本寺があります。
前日、おかしなことがあったので、どうかなと思ったのですが、御神籤は大吉が出ました。
特に気になることもかかれていませんでした。
本堂です。天井にさまざまな奉納された絵があります。それぞれ画風も描かれたものも違います。
大師堂です。
こちらでも特別結縁の紐があります。お参りをします。
『行基菩薩が聖武天皇の勅願で、七難即滅、七福即生を祈念して仁井田に天の七星を象取した根本寺として、七つの福寺を建立したのが始まり。(NPO四国路おへんろ倶楽部)』
仁王門です。
お参りを終えて、昔ながらの店や民家のある通りを進んで行きます。
木陰で一休みします。
車道脇の道を折れて進んでき、神社があったので休憩させてもらいます。
飲み物がもうあまりありません。
しばらくすると見かけない漢字の看板のかかった家のかたにお接待していただきました。
喉が乾いて、キュウリと地元産の塩もいただいたのですがとても美味しかったです。ありがとうございました。
再びあるきだします。ここを通っていいのかなと思う箇所の横も通り、再び山の中の遍路道へ。
車道脇の遍路道もありますが、山道へ進みます。途中で足早に歩いていく女性のお遍路さんが車道を歩いていくのを見かけました。
山道のほうは涼しいです。トンボを見かけました。さすがはアキツの国です。
再び山道を出て遍路休憩所で休憩です。お遍路さんが休まず歩いていくのを見かけました。
遠くに猿田神社が見えます。案内によると、「この神様は、何とも不思議な神様であり、失せ物をしても社に行って、お願いすると思いもよらぬ所に、気付けてくれ、見つけさせてくれます。」と書かれています。猿田彦の命が祀られています。この日は途中でワープしたので、宿に着くとまだ3時になっていません。足湯の場所があったのでしばらく浸かります。
時間がきて、宿泊の手続きをします。その時、自分でも悪臭を放っているのがわかるくらい、自分が臭いです。暑いなか長時間歩いて、体の中にたんまり溜まっていた毒素が出てきたのか、眠れなかったため、疲労物質が濾過されないままだったのか。
部屋で荷物をおろすと、温泉に入りに行きました。
まだ明るい時間なので、日差しが湯船の中でゆらゆらとしています。
温泉から上がると、特産食材を使ったアイスがあり、二毛作アイスを選び食べました。美味しいです。他の種類も食べてみたかったです。
この日は眠れました。