炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

バルサミックムーン トゲトゲ ささくれ 45

2015/12/15 (火) 13:07

この前、坂村真民記念館にいって、詩集を購入した。そのなかに愛ってなんだろうと思って読んだ詩には『愛とは呼吸がぴったりと合うことである』と書かれていたように思う。ますますわからなくなったけれど、自然にあうのが理想かもしれないけど、前のように歩けなくなった年を取った飼い犬の歩調にあわせて歩くことならできる。(その本に載っていたもう一つの愛という題の詩では、『愛には意味づけなど不必要だ なんでもない愛が本当の愛なのだ 水が流れていくような 風が薫ってゆくような そういう愛を もとめてゆこう』とありました。)

シャーロック・ホームズのドラマを見ていたとき、「あの人はひとをいじめて喜ぶ暗いところがありましたの」という台詞が出てきて、外面はすごくいいけど憂さ晴らしに、よくしなるとげのいっぱいついた鞭を無防備で丸裸にされた相手や、家のなかで発揮されたらいやだなあって。

なにかきれいなものというのは、私が言いたいのは、たぶんそういうことではなくて、『おばかさん』にでてきたボナパルト ガストンが持っていたなにかのようなもの。頭の先から足の先まで全部やらせでぜんぶみせかけっていうのはそのひとだっていやなんじゃないかと思う。ほんとがなんにもないなってわかっているはずだし、誰かの操り人形にされっぱなしでは、その人の望みと一致していたとしてもなにかちがうとおもう。

2015/12/15 (火) 13:20

あったことも話したこともないのに、みえないきずなみたいなものができてしまって、助けてくれた人がいて、魂のコードみたいなものがあった人がいて今命があるんだと思うって書いた、それどういうものかっていうと。例えばモンゴメリのエミリーの本のなかにね、不思議な話なんだけど、大事に思っている人が沈没する船に乗りそうになるビジョンをみて、相手とは連絡がとれなくなっていたんだけど、幻になって現れて、それで結局船にはのらなくてたすかったのです。(随分前に読んだので、違っているかもしれません。)もともとそういう霊感みたいなものがあってそういう素質があるということかも知れないけれど。

実際にねそういう気配があって、でも書くのは控えようと思うことで、でも思うにその人、私が想像したり思う以上にいい人だったり立派だったり、素敵な人だろうから、それも不思議な話ではあるね。