お遍路 徳島番外編 神社1 10/25
午前5:55分ぐらいの景色です。
前日は台風が接近中で、徳島行きのバスは高速道路は走れませんでした。前回の続きのお参りに行く予定でまだ真っ暗な朝でしたが、急いで駅に向かいました。
駅に着くとJRは途中でストップしてしまい、目的地まではいけません。その後の予定もわからないとのことで宿まで引き返します。テレビをつけニュースを見ていると前回歩いて来たところは海沿いの場所なので台風で避難しているようでした。
引き返すのも天気がどうなるかわからなかったので徳島観光をすることにしました。この辺りは、それほど台風の影響はないような感じです。ぶらーりまち散歩の観光マップを頼りに瑞巌寺にまずはお参りにいきました。
見覚えのある小学校が見えてきて、そういえば、以前来たことがあったと思い出します。私は20才前頃に佐伯祐三の絵に一目ぼれして以来、見る機会があれば行くのですが、文化の森美術館で展覧会があり、その時にこのお寺にも来ていたことを思い出しました。その頃はひどくボロボロで、本当に毎日毎日〇〇で、〇〇〇で〇〇でと、伏字にしなければならないような言葉を書き連ねるようなとても正気ではいられないような日々で、その時こちらにきて、掃溜地蔵尊にたどり着き、まるで自分の今の状況のようだと感じて熱心にお参りしたので、今回はお礼詣りをするために来たのかと思ったのでした。私はその時、こちらのお地蔵様は、遊郭とか社会で虐げられた救いようのない人が助けを求めてお参りに来ていたお地蔵様なのかと思っていたのですが、先ほどネットで民話などを読むとそういうお地蔵様ではなく、タヌキもついているお地蔵様だったそうで、なんだかおもしろいと思います。
名水と庭園があります。
名前から初めて来たときもっとおどろおどろしい感じがするかと思いましたが、そうではありませんでした。以前来たとき行ってみたかったお店があったのですが休日で、近くにいた小さい男の子が随分気の毒そうな顔をしていたことを思い出しました。
歩き遍路の通り道で気になっていた大きな石灯籠があった神社までモラエス通りを通っていってみます。金刀比羅神社でした。お参りをしておみくじを引くと、太龍寺で引いたのと同じおみくじでした。
さらに急な石段を登っていきます。忌部神社がありました。天日鷲命が祭られています。
狛犬の顔がいろいろ違うのだと思いました。
由緒を読みます。名前の読み方がわからないのでふりがながあればいいとよく思います。写真を撮っていたら雨がぱらぱらと降ってきたのですが、しばらくしてやみました。
登って来た階段と反対側を下りていきます。
登っていった側の神社の鳥居です。
眉山ロープウェイに向かいます。ハイビスカスが咲いていました。
しばらく待って登っていきます。白く靄がかかっています。
山側です。
霧が濃くなってきました。
山頂です。自動販売機で暖かい飲み物を買います。視界がききません。さて、私は温泉にやってきたのでした。山頂に着いてからしばらく車道を登っていきました。同窓会が行われたようで、天気が悪い中大勢の人がいました。私が入浴したときは、混んでいなくて露天風呂など貸し切りのような感じで温もりました。出たときによちよち歩きの赤ちゃんがいてお祖母さんと初めて温泉に来たそうですが、お母さんと間違えたのか私の脚に抱き着いてきて、なんだか暖かい気分になりました。かわいい赤ちゃんでした。
温泉からでて、公園を通って引き返します。川がうっすら見えていました。夜景スポットのようです。
犬を連れたモラエス像がありました。
だいぶ景色が見えるようになってきました。
パゴダです。時間が遅かったので中には入っていません。
県ビルマ会が第二次世界大戦で戦没した霊を慰め平和を願って建てられたものだそうです。子供の頃はそう思わなかったのですが、今考えるとそんなに昔の事でもなく、遠い世界の出来事でもないと思いました。
夜景が見えてきました。
湯冷めしないうちに戻ろうと思います。
新町川沿いの木にイルミネーションの装飾がされていました。
地面にも光が写っています。台風はだいぶ過ぎたようでした。