炭鉱の抜け穴

不可解なことの覚書 チラシの裏

お遍路 14

   由岐駅に到着です。来る途中の車窓からは稲刈りが進み、時々彼岸花が咲いているのが見えました。

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 良い天気です。

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 青空に鳥が飛んでいました。

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 「鬼のこしかけ発見!!」の文字に心ひかれます。横道にそれると神社のような建物があったようですが、遍路道を進みます。大きな石があるのでしょうか。

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 坂を上っていきます。散歩中の人とお会いします。山の壁の排水管?がマムシの住処になっていたようで、注意を促す表示がしてありました。顔を近づけて覗いて見ることはできなかったのですが、遠くから見る分には、今はいないようでした。

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 展望台の案内があったので、登ってみます。海が見えました。

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 ベンチに腰かけてお昼にします。天気が良いので、持って来ていたチョコレートが溶けていました。

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 太平洋です。海がきれいです。

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 秋の海。海面がキラキラしています。

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 船が移動していくのが見えました。

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 お遍路さんシールをたどって進んでいきます。田井遺跡の案内や、ハマボウの群生地の案内がありました。

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  ツルボとエノコログサ

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 田井の浜です。

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 波がきれいです。もう少しでザブンとなる前の海水が撮れました。おもしろいです。

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  線路が見えます。海のすぐそばを走っているようです。砂浜と道を木が遮って海は見えなくても、大きな波の音がずっと聞こえてきます。

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 寄り道して田井遺跡に向かう途中です。彼岸花が咲いていて、黒い蝶が来ていました。

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 田井遺跡です。あらかじめ連絡しておくと見学させてもらえるようです。ここ以外にも博物館に展示されていると思われます。「平成14年(2002年)の発掘調査により、この地が縄文中期(約5500年前)を中心とした時代に、かなり大がかりな石器などを制作していた工房跡であることが判明しました。そして発見された石器・土器・玦上耳飾りなど4万余点の出土品のほとんどが北部九州・瀬戸内・東海など遠い国々で算出された素材であることが判明、このことから、ここ田井の浜を中心として遠いこれらの地方との丸木船による石材をはじめ物資の交流があったことが明らかだと思われます。

 これらのことから、この付近一帯が縄文人の生活の場であり、大勢の男女や子供たちでにぎわったであろうことが想像できます。  美波町教育委員会」 すごいですね。縄文時代は豊かな平和な時代であったと聞くし、羅針盤の発明はなくても、島伝いに案外安全な航海が出来ていたというし、なんだかにぎやかに幸せに暮らしていたような気がします。ごく最近に発掘されたというのが意外でした。

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  ゴンズイの実。

 道を引き返して、海沿いに歩いていきます。

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 自動販売機で飲み物を買い、方向音痴の才能発揮進行方法と違う方向にこっちと進みそうになるのですが、逆でした。地元の方が、励ましの言葉をかけてくれました。

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 近くに遍路小屋があります。この道を通っているときにすごく大きなトンボを見ました。黒で黄色の縞があり、オニヤンマだと思います。どこかに止まったら写真を撮りたかったのですが、低空飛行で私の体ギリギリまで近づいてきては引き返すのを数回繰り返し、粘ったのですが、結局写真はうまく撮れませんでした。巡回中のお巡りさんを見かけました。不審者と思われたかもしれませんが、お遍路さんと思って案内しようとしてくれたのかもしれません。

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 しばらく行くと海辺に道が続き、猫さんが休んでいました。老体には陽射しに温められた小石の遠赤外線のポカポカが気持ちいいんじゃと思っていたのかどうかはわかりませんが、近寄ると名残惜しそうに歩いて行ってしまいました。

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  リコリス?海沿いの道に時々咲いていました。

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 海岸沿いに進み山道に続きます。俳句ロードになっていて時々掲示されてあります。

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 なんとキノコです。ドクベニタケ?カワリハツ?以前私は、キノコ図鑑を見ていて、デストロイングエンジェルとか、どうしてもどうしても食べたくなってしまったらどうしようと思っていたのですが、実際にみるとそういうことは思いませんでした。

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 はじめ見かけたときに、どうしてバドミントンの羽がこんなところに落ちているのだろうと思ったせいかもしれません。

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 コトヒラシロテングタケ?

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 よく見るとあっちこっちにあります。クロハツ?急がないと遅くなるよという心の声と、一期一会今撮らないと、次はないよという中で、見つけてはなんだかうれしい山道です。

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 カワリハツ(紅色型)?

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 なんでしょう。小さい饅頭のようです。

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 枯葉のじゅうたんの上に沢山あります。

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 クロハツ?コテングタケモドキ?

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 山道が終わり車道に出ます。海の見渡せる場所に来ました。

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 とてもきれいな青い海が見えます。

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 気持ちの良い遍路道です。

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 また山道に入ります。かわいいキノコがありました。

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 広い道に出て休憩所がありましたが、大きな蜂が来たのですぐに出発です。ここからわき道にそれて山を下りていきます。

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 大きな木があります。なんだか神聖な感じがしたのでしばらく眺めていました。

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 山道が終わり日向に出ました。オツネントンボ?メダカに似ています。小枝に擬態しているようでした。

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 近くにあった石像です。遍路道にはこのような仏様の石像やお墓があります。

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 水のきれいな川沿いを歩いていくと港に出ました。とても静かな水面です。水底が見えます。

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 日和佐湾に向かいます。ここに来る前に、夏にキャンプ場か海水浴場になるのか大きなトイレがありました。

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 センニンソウ。海沿いを歩いていきます。

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 えびす洞に到着しました。自動車で観光に来ている人達がいます。時間を見てどうしようかと思ったのですが、戻ってきた人が通ってきた細い道を下ってお参りしました。

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 鳥居の上空です。トンビが舞っています。

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 なんだかすごいです。

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 自然の造形です。

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 西日がまぶしいです。

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 右上になんだかオーブのようなものが写っています。

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 岩が偽物のように感じますが、波の浸食によってできたものだそうです。イワツバメは見つけられませんでした。

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 さらに進んで山の上に向かいます。途中で一度カバンに入れていた笑い袋が大笑いを始めました。来る途中、海難事故に注意の掲示を見たのとオーブが写真に写っていたので、そのためかと思ったりします。

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 到着します。登り道の終わりに偵察隊のスズメバチがいたのですが、お参りに来ました通らせてくださいと、心の中で伝えて、木の振りをして横を通らせてもらいます。休憩所があり、蜂は追いかけてこなかったので落ち着いていられました。大海原がひろがっていました。

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 神社にお参りします。あんまり景色がきれいだったためか、こちらの神社にご利益があるお願いではなく、いろんな事が浄化されますようにというようなことをお願いしていました。一周して鳥居のところに出ました。この頃には先ほどまでいたトンビは、もういなくなっていました。

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 案内です。「日和佐町周辺の海岸は、打ち寄せる太平洋の荒波に浸食されていたるところに大小の海蝕洞がみられる。なかでもこの恵比須洞は標高52mの岩山に内部が幅32m、高さ31mの半円状に貫通しており県内では最大のものである。荒波が押し寄せると洞窟の中で轟音を発し出口から噴出する様は実に壮観である。山頂には展望台があり傍らには夫婦和合の神として恵比須洞神社がまつられている、洞窟には町指定天然記念物である「イワツバメ」が棲息している。」とありました。きっと以前子供のころに来たことがあったと思うのですが、来られてよかったです。

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 大浜海岸が見えてきました。

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 展望台があります。

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 海亀水族館の外にある水槽です。閉館まじかですが、外は自由に見学できるようになっています。

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 亀がたくさん泳いでいます。

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 亀の大きさによって少しずつ仕切られているようでした。

 

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 模様が少しづつ違います。

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 家族連れの人など、見学している人たちがいます。

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 浜太郎がいます。大きな亀が泳いでいましたが、どれがそうかはわかりませんでした。

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 フジツボがついている亀がいました

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 海から来たのか卵から育ったのか。今年上陸した海亀の数が表示されていました。海がすぐ近くにあるのでそちらに向かいます。

 

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 立島です。

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 影が長く伸びています。

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 日が沈む前ならいいかと、靴を脱いで波打ち際まで行ってみます。

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 波が押し寄せてきます。

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 時々大き目の波がきて思いもよらないところまで、海水がきます。

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 それでも、今日は穏やかな海のようです。

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 波の泡からビールを連想してしましました。

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 先ほどお参りした恵比須洞の方角です。遊びに来ていた人が何人か浜辺にいましたが、そろそろみんな引き返していきます。

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 大きな亀の形の電話ボックスです。日和佐駅の近くにある宿泊所へ向かいます。

 

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 橋のそばから、薬王寺の瑜祇塔が見えてきました。

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 港町から日和佐城が見えてきます。

 宿に到着です。新しい木のおもしろい作りの部屋でした。こちらは宿泊のみなので、外出するときに偶然到着されたお遍路さんにお会いしました。薬王寺温泉に入りに行きました。途中で猫と遊んでいる女の子たちを見かけました。そばにあるお好み焼き屋さんで夕食をいただきました。おいしかったです。昔からある温泉のようですが、まだ新しくきれいな施設でした。明日の朝食をコンビニで買ってから、帰ります。特に意識していたわけではないけれど、明日で阿波の発心の道場の一国詣りがかなうと思うとなんだかわくわくしました。