お遍路 3
地蔵寺から、安楽寺に向かいます。途中、新しくできたお遍路さん休憩所のそばに住んでいる方から、声をかけていただきます。だいぶ日も傾いてきて初日でそれほど疲れていなかったので、少し休んで出発です。進んでいくうちに歩きお遍路さんの道からはそれてしまったのかもしれません。スーパーや、コインランドリーがあり、まぶしい日差しの中水分補給しました。翌日、昼ごはんに苦労したので、歩き遍路の人は何か食べるものを調達しておけばよいかもしれません。
安楽寺についたのは5時過ぎでした。こちらに宿泊します。
シーズンオフのためか翌日平日だからか、予約をしたときに宿泊者が私一人の状態だったので、ドキドキしたのですが、5名の宿泊でした。なぜか私はお化け対策に水晶のついたブレスレットや笑い袋も準備していたのでした。結局笑い袋の出番はなかったのですが、スイッチを入れた覚えがないのに2回ほど突然笑い出した時がありました。一度目は、行きのバスの中で、とあるバス停所に到着した途端笑い出したので、わざとじゃないんです、偶然なんですと思いながら、ひたすら静かになってくれるのを待ちました。鞄の中で鳴ったので音量はくぐもっていたのですが、その駅の名が美馬といい、郵便番号が777から始まる町であり、もしかしたら、後ろの人が何かいたずらしたのかもしれません。今年5月にある神社から楽が聞こえてきて、お参りして珍しく引いた恋御籤には、「高嶺の花です。あきらめましょう。この気持ちを別のことのために云々」というようなことが書かれていて、もっともであるが、違うような気もし、思い当たる人はないこともないが、なんだかムカつく気もして結んできたことがありました。そのことも連想されたのでした。
部屋に入り、窓を開けるとヒバリのにぎやかなさえずりが聞こえました。しばらくしてからお勤めがあり、お接待でクス供養や護摩木に願い事を書きました。それから本堂でお経や般若心経をお唱えしました。クス供養は、常緑樹の木に霊が来るそうで、父母六親と書き先祖供養をしていただきました。灯篭流しをします。それからプチ一休さん体験もします。護摩木には「水の汚染が解決しますように」書いたのですが、こちらのお寺はご本尊薬師如来なので病気平癒の願い事が適していたかもしれません。
そのあと食事で、ほかの方の話を伺うことができました。続けて歩き遍路をされる方、折を見てされている方。結願されて名残を惜しんでいる方。お遍路が出来るのも様々な条件がそろわなければならないからできるのは有り難い事と思われました。「弘法の湯」で疲れを癒し、ストレッチをして明日に備えました。
翌朝、ご住職が話されていた干支の飾りを見ます。ネズミ年のところでは、燕も仲間入りして飛んできていました。
干支に入れなかった猫です。
見れば見るほどなんだか表情がおかしいです。
大師堂です。朝早くから地元の方もお参りに来ていて、お遍路もされていて見所などを教えていただきました。
池があり、紫陽花も咲いています。
本堂です。
この辺りは和三盆糖の産地なのだそうです。七番十楽寺に向かいます。
太子堂です。
本堂です。飲み物を飲みながら休憩していたら、お参りの様子を撮影しながら参拝している人を見かけました。
山門です。赤いよだれかけをしたお地蔵様が迎えてくれました。熊谷寺へ進みます。歩きお遍路の道からはそれてしまったようで、高速道路沿いに進みます。離れた場所にある山門を通って到着です。御詠歌が流れていました。多宝塔が見えてきて、涼しげな新緑の道を進みます。
紫陽花がたくさん植えられていました。
階段を上ったところにある大師堂です。
本堂です。
階段ですれ違ったお参りの方と納経所の所で出会い少し話を聞かせてもらいました。
下りは紫陽花の道を下りていきます。持国天と
多聞天でしょうか。紫陽花の中に浮かんでいます。
多宝塔です。女性の歩き遍路さんらしき人ともすれ違いました。
駐車場近くの池の弁財天の神社のようです。
ため池でしょうか。あちこちにあるようです。
銀色の小さな神社です。
結願された方と、これからの方などが出会い話をされていました。
降りていき再び山門にたどり着きます。
近くにあった、車の進入禁止のポールでしょうか。淵に乗っていた蛙です。びっくりして落ちないように写真を撮りました。
モンシロチョウ。タクサン飛んでいました。